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zoom RSS 何もない空間

<<   作成日時 : 2018/05/30 15:08   >>

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 みなさんこんにちは!高ゼミ3年のミクです。みなさんはどんなGWを過ごしたでしょうか?私は毎日バイトというスーパー社畜生活を送っていたため、ブログのネタになるようなことが一切ありませんでした!!(泣)なので、少し前の話になってしまうのですが、3月の終わりに鑑賞した舞台の話をさせてください。


地域公演

 桜が満開に近づく3月終わり頃、私は、母校の中学校演劇部の地域公演を観に行きました。

 うちの演劇部では、毎年この時期に地域公演という名の、3年生のための卒業公演が行われます。
画像

 私が3年生の時に初めて行われて、今年で6回目。

 演劇部では、大会や文化祭で発表の機会はあるのですが、地域の方に観てもらうことってなかなかないので、本当にありがたい限りです。


タイトルのクセがすごい

 今回上演された作品は、「もしイタ〜もし高校野球の女子マネージャーが青森の『イタコ』を呼んだら〜」というものでした。

 岩崎夏海さんの小説「もし○ラ」そっくりのタイトルですが、ざっくり説明すると、弱小野球部の女子マネージャーがイタコのおばあちゃんを監督に呼ぶお話です。(笑)


イタコ…?

 みなさん「イタコ」ってご存知ですか?イタコとは、東北北部に昔からある風習や信仰で、死者の魂を降ろすことができる霊媒師の女性のことを言います。

 この舞台のイタコのおばあちゃん、伝説のプロ野球選手の沢村栄治の魂を降ろしちゃうんですよね。

 沢村栄治の魂が乗り移った部員の男の子は最強の投手になっちゃうわけです。

 どんな話やねん(笑)って感じですけど、この作品、部員もマネージャーもイタコも、登場人物は全員、Tシャツに短パン姿なんです。しかも舞台には大道具小道具が全くなく、照明や音響の演出も一切ありません。


何もない空間

 実はこの「もしイタ」は、東日本大震災被災地応援のために青森中央高校演劇部によって上演されたのが始まりで、「被災地のどこでもやれる」ように、衣装も舞台装置も音響も照明も使わず、役者の身体と肉声だけで上演する作品なのです。

 野球の練習の様子、白熱した試合、背後の木々のざわめきまで、役者の動きが、声が、確かに一つひとつのシーンを色付けていました。

 木の演技までしちゃうなんて。ぶっ飛んでる。実際に野球部の顧問の先生のもとで特訓したそうで、ボールの投げ方やトンボがけのかけ方まで、完璧に演技されていました。

 私は「何もない空間」を目の前にしているはずなのに、気付いたら登場人物と一緒に笑ったり泣いたり、完全にもしイタの世界に引き込まれていました。


「若さ」という武器

 演劇ってすげえなあと改めて思いました。「何もない空間に、歩いて横切る人がいて、それを見つめる人がいる。

 演劇が成り立つにはこれだけで十分だ」という、イギリスの演劇プロデューサーの有名な言葉がありますが、もしイタはまさにこの通りだなと思いました。

 その場に何もなくても人の身体と声だけで表現はできるし、観客に感動を届けることができるのです。
 
 そして何よりも、中学生のパワーってすごいです。私の中学時代ってこんなにフレッシュで若かったかしら?なんて思ったり。

 音響や照明の技術が施されたパフォーマンス重視の舞台も良いですが、私は、中学生高校生にしか出せない斬新な発想が詰まったお芝居を観る方が好きです。

 青森中央高校演劇部のもしイタの一部がYouTubeに載っていたので、興味のある方は是非観てみてください。



 かつての部活の仲間たち。地域公演って、OB・OGで集まるきっかけにもなるので、毎年本当に楽しみです。(3年、ミク)

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