ジブリの原点―『パンダコパンダ』
皆さんこんにちは!高ゼミ3年のゆうかです。最近、急激に気温が下がり始めすっかり秋らしくなりましたがいかがお過ごしでしょうか?私は季節の変わり目に弱いのか、毎年この時期になると必ず風邪を引いてしまいます。今年も例外ではなく…という感じです(泣)。皆さんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね!
さて、私のように風邪を引いたときには無理に外出などせず、家の中でゆっくりするのに限りますよね。また、秋といえば「芸術の秋」でもあるので、家で身体を休めながら映画鑑賞をするのにピッタリの季節なのではないでしょうか?そこで、今回は私が皆さんにおすすめしたい映画をご紹介したいと思います!
ジブリ映画の原点
その作品がこちら、1972年公開のアニメーション映画『パンダコパンダ』です🐼。
タイトルからお察しだと思いますが、まさにパンダのお話です(笑)。

1972年は日中友好の一環として中国から日本の上野動物園に初めてパンダが贈られた年であり、世間は空前のパンダブームという中でこの映画が公開されました。
とっても可愛らしい響きのタイトルのこの作品はなんと、原案・脚本を宮崎駿氏、演出を故・高畑勲氏が手掛けています。このお二人といえば、かの有名な「スタジオジブリ」のアニメーション監督ですよね。
でも、「ジブリ映画が好きでよく観るよー!」という方のなかでもこの作品は観たことがない・知らないという方が多いのではないのでしょうか?
「スタジオジブリ」の設立は1985年。『パンダコパンダ』はその13年も前に公開されているのですが、実はこの『パンダコパンダ』は、「ジブリ映画の原点」のアニメーションであると言われています。その理由とは一体何なのでしょうか?
あらすじ
まずは、『パンダコパンダ』のあらすじを簡単にご紹介します。
―主人公は小学1年生の女の子・ミミ子ちゃん。ミミ子ちゃんは竹やぶの中にあるおうちでおばあちゃんと二人で暮らしています。
ある日、おばあちゃんがおじいちゃんの法事のために長崎に出かけてしまい、ミミ子ちゃんはおばあちゃんが帰ってくるまでの間一人暮らしをすることに。
そこに子どもパンダの「パンちゃん」とお父さんパンダの「パパンダ」がやってきます。そして、なんやかんやあってミミ子ちゃんと2匹のパンダは「家族」として一緒に暮らすことに!そんな不思議な生活の中で、ステキな冒険がはじまります。
……ネタバレはできるだけ避けたいのでこの辺りまでにしておきましょう(笑)。
あらすじを読んだだけでも心が洗われるような癒やし系アニメ映画だということをわかっていただけると思います。パンダたち(しかも話せる)と一緒に暮らせるなんて夢のようなお話ですよね!
随所にみられる「ジブリイズム」
さて、先ほど『パンダコパンダ』は「ジブリ映画の原点」であると言われているとお伝えしましたが、皆さんはここまでで何かにお気付きではありませんか?
お父さんパンダの「パパンダ」にご注目ください。この巨大でぽっちゃりとした身体のフォルムと大きな口に見覚えはないでしょうか?
……そうです、あの『となりのトトロ』(1988)の「トトロ」にそっくりですよね!

なんと、パパンダはトトロのモデルとなったキャラクターなのです!
また、作品自体も『となりのトトロ』の原型となっており、これが『パンダコパンダ』が「ジブリ映画の原点」と呼ばれている所以です。そして、映画『パンダコパンダ』公式サイトでは「高畑勲・宮崎駿コンビにとって、今なお一番大切な作品」と謳われています。
この他にも、さまざまなキャラクターの行動やセリフのひとつひとつに後のジブリ映画を彷彿とさせるようなものが多く見受けられます。
また、この作品は東京ムービーというアニメーション制作会社でつくられたものなのですが、『パンダコパンダ』の公開当時に同じく東京ムービーで制作されていた『ど根性ガエル』や『ルパン三世』、『オバケのQ太郎』などといった有名なアニメのキャラクターがひっそりと隠れキャラとして登場していて、観れば観るほど面白い発見がたくさんある作品です!
最後に…
いかがだったでしょうか。『パンダコパンダ』、観てみたくなりましたか?私の拙い文章力ではこの作品の魅力を伝えきれないのがとても残念です…。
この映画は特に、「最近疲れているなー」と感じている方、また、「現実逃避したい…(泣)」という方にはとてもおすすめできる作品だと思います。もちろんジブリファンの方も必見です!
私はDVDを持っているのですが、調べてみたところ現在ではNetflixをはじめとしたいくつかの動画ストリーミングサービスでも配信されているようなので、お時間のある方はとにかく一度ご覧になってみてください。
きっと、たくさんの「ジブリあるある」が見つけられると思いますよ…!(3年、ゆうか)
さて、私のように風邪を引いたときには無理に外出などせず、家の中でゆっくりするのに限りますよね。また、秋といえば「芸術の秋」でもあるので、家で身体を休めながら映画鑑賞をするのにピッタリの季節なのではないでしょうか?そこで、今回は私が皆さんにおすすめしたい映画をご紹介したいと思います!
ジブリ映画の原点
その作品がこちら、1972年公開のアニメーション映画『パンダコパンダ』です🐼。
タイトルからお察しだと思いますが、まさにパンダのお話です(笑)。

1972年は日中友好の一環として中国から日本の上野動物園に初めてパンダが贈られた年であり、世間は空前のパンダブームという中でこの映画が公開されました。
とっても可愛らしい響きのタイトルのこの作品はなんと、原案・脚本を宮崎駿氏、演出を故・高畑勲氏が手掛けています。このお二人といえば、かの有名な「スタジオジブリ」のアニメーション監督ですよね。
でも、「ジブリ映画が好きでよく観るよー!」という方のなかでもこの作品は観たことがない・知らないという方が多いのではないのでしょうか?
「スタジオジブリ」の設立は1985年。『パンダコパンダ』はその13年も前に公開されているのですが、実はこの『パンダコパンダ』は、「ジブリ映画の原点」のアニメーションであると言われています。その理由とは一体何なのでしょうか?
あらすじ
まずは、『パンダコパンダ』のあらすじを簡単にご紹介します。
―主人公は小学1年生の女の子・ミミ子ちゃん。ミミ子ちゃんは竹やぶの中にあるおうちでおばあちゃんと二人で暮らしています。
ある日、おばあちゃんがおじいちゃんの法事のために長崎に出かけてしまい、ミミ子ちゃんはおばあちゃんが帰ってくるまでの間一人暮らしをすることに。
そこに子どもパンダの「パンちゃん」とお父さんパンダの「パパンダ」がやってきます。そして、なんやかんやあってミミ子ちゃんと2匹のパンダは「家族」として一緒に暮らすことに!そんな不思議な生活の中で、ステキな冒険がはじまります。
……ネタバレはできるだけ避けたいのでこの辺りまでにしておきましょう(笑)。
あらすじを読んだだけでも心が洗われるような癒やし系アニメ映画だということをわかっていただけると思います。パンダたち(しかも話せる)と一緒に暮らせるなんて夢のようなお話ですよね!
随所にみられる「ジブリイズム」
さて、先ほど『パンダコパンダ』は「ジブリ映画の原点」であると言われているとお伝えしましたが、皆さんはここまでで何かにお気付きではありませんか?
お父さんパンダの「パパンダ」にご注目ください。この巨大でぽっちゃりとした身体のフォルムと大きな口に見覚えはないでしょうか?
……そうです、あの『となりのトトロ』(1988)の「トトロ」にそっくりですよね!

なんと、パパンダはトトロのモデルとなったキャラクターなのです!
また、作品自体も『となりのトトロ』の原型となっており、これが『パンダコパンダ』が「ジブリ映画の原点」と呼ばれている所以です。そして、映画『パンダコパンダ』公式サイトでは「高畑勲・宮崎駿コンビにとって、今なお一番大切な作品」と謳われています。
この他にも、さまざまなキャラクターの行動やセリフのひとつひとつに後のジブリ映画を彷彿とさせるようなものが多く見受けられます。
また、この作品は東京ムービーというアニメーション制作会社でつくられたものなのですが、『パンダコパンダ』の公開当時に同じく東京ムービーで制作されていた『ど根性ガエル』や『ルパン三世』、『オバケのQ太郎』などといった有名なアニメのキャラクターがひっそりと隠れキャラとして登場していて、観れば観るほど面白い発見がたくさんある作品です!
最後に…
いかがだったでしょうか。『パンダコパンダ』、観てみたくなりましたか?私の拙い文章力ではこの作品の魅力を伝えきれないのがとても残念です…。
この映画は特に、「最近疲れているなー」と感じている方、また、「現実逃避したい…(泣)」という方にはとてもおすすめできる作品だと思います。もちろんジブリファンの方も必見です!
私はDVDを持っているのですが、調べてみたところ現在ではNetflixをはじめとしたいくつかの動画ストリーミングサービスでも配信されているようなので、お時間のある方はとにかく一度ご覧になってみてください。
きっと、たくさんの「ジブリあるある」が見つけられると思いますよ…!(3年、ゆうか)