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zoom RSS 「メディア史」ワークショップ体験記〜高校生参加型オープンキャンパスをデザイン〜

<<   作成日時 : 2009/07/18 17:46   >>

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 「あなたは、今日目覚めてから、どんな広告を見たり聞いたりしましたか?」――町のありとあらゆる場所にある広告に、私たちはどれほど意識しているでしょうか。街の中にある広告は、通常0.5秒程度しか人間に見られていません。広告を作る人たちは、そんな瞬間を表現するために、莫大な労力と試行錯誤をしています。それを学べる授業が、「メディア史」です。

 この授業は3年次から取れる高先生のメディア系の授業ので、「広告」に焦点を当てて、広告の歴史から見た広告の意義や社会的役割を考えていく授業です。

駒澤大学オープンキャンパス 授業の後半に、今まで勉強したことの総復習として、7月19・20日のオープンキャンパスでのGMSイベント案を考えました。キーワードは「参加型・共振型・双方向性」です。

 それでは、2週間にわたるワークショップの様子を金山ゼミ・ネルがリポートします。


ワークショップ1日目

 6月30日火曜2限。授業が始まると高先生が、次々と教室にいる学生たちを10名程度のチームに分けていきました。

 初めて会う人もチームの中に混ざり、制限時間1時間の間に広告戦略を考えなくてはいけません。

 早速、うちの班もディスカッションを始めましたが、GMS学部は様々なジャンルを得意とした学生が集まっているので、話がなかなかまとまりません。

 一つ一つのアイディアは面白そうなのですが、興味関心が違うため決まりません。そうこうしているうちに、タイムアップ!

 苦し紛れにロールプレイングゲームのように、GMS学部を体験してもらう「RPG・MS」という企画を出しましたが、時間が足りずに詰めきれませんでした。

 ほかの班も悩みながら考えた全22企画中、特にユニークな企画を高先生が4つを選びました。選ばれた4チームは次の週にそれぞれ発表することになっています。


ワークショップ2日目

 それでは、7月7日に発表された4つの企画のそれぞれの特徴を紹介します!

 最初のチームは高校生と一緒にCM制作をするキャンペーン「ラストはあなたのアイディア次第」を提案しました(写真左)。

 CM制作といっても映像は事前に用意しておき、GM生と高校生がCMのタイトルとキャッチコピーをその場で考えるキャンペーンでした。この企画の特徴は、高校生と大学生の共同作業があることです。

GMS学部
 グローバル・メディア・スタディーズ学部

 2番目のチームのキャンペーンタイトルは「WANTED by GMS」です(写真右)。キャンペーン内容はケータイによるスタンプラリーやGMS生との談話です。

GMS学部 この企画の宣伝方法に以下の特徴があります。

 一つは、事前に首都圏受験生に「WANTED by GMS」というデザインのダイレクトメール(DM)を送るということです(デザイン・4年PAWPADさん)。

 ターゲットを絞り込むことによって、より多くの対象にメッセージを届け、オープンキャンパスに興味を持ってもらうことができます。

 そして、同じデザインのバナー広告も作られ、オープンキャンパスの二週間前からYahooなどの大手ポータルサイトに掲載すると企画しているそうです。

GMS学部 もう一つの特徴は、オープンキャンパスに参加した高校生には特典として、オリジナル・デコメキャラ「モトムくんを手に入れることができることです。
 
 キャッチフレーズは「肉食系のような積極的な高校生を求む!」ということなので、(肉食系の)ライオン・モトムくん(デザイン・4年PAWPADさん)になったそうです。

 ちなみに、プレゼン後のアンケートでは約40%の学生がこの企画を支持していました!

 3番目のチームは、人気学園ドラマ「オレンジデイズ」をモチーフにした企画、その名も「オレンジLIVE」(写真左)。

 オレンジLIVEの具体的な内容は、キャンパスライフを紹介するおもしろコントや、GMS生と受験生の模擬オーラルコミュニケーションの授業などです。

 事前にオレンジLIVEの告知方法として、電車内にオレンジ色のポスターを掲載する交通広告の手法や、広告自販機「メディカフェ」を活用する提案も印象的でした。

GMS学部
 GMS学部

 最後のチームは「THE DOOR TO GMS」キャンペーンです(写真右)。

 「DOOR」というだけあって、実際にドアを作り、それを大学内に設置する屋外広告の手法を使っています。

 オープンキャンパスに来た来校者は、正門をくぐると見えてくる謎のドアに興味を持つでしょう。

 そのドアを開いて通ったあと、ドアの裏側に「入るだけでは、終われない」と書かれたメッセージが目に入る仕組みです。

 ドアは高校生にとって、これから始まる4年間の旅への入り口となるものかもしれません。

 4つのチームにはそれぞれのこだわりがありました。

 オープンキャンパスに来てもらうためのダイレクトメールやバナー広告、交通広告、オープンキャンパスに来た人たちへのドア形の屋外広告、CMのキャッチコピーを一緒に考える参加型のキャンペーン内容、ドラマのようなキャンペーンの雰囲気、そしてイベント後もバイラル効果をねらうデコメ・キャラ……。

 これらの効果的要素が一つのイベントとして重なりあえば、より良い企画となるでしょう。


多角的視点を学ぶ

 私はこの「メディア史」は単に「広告」を勉強するだけではなく、この授業を通して多角的なものの見方を学べると思いました。

 多角的な見方とは、広告を表現する際の方法だけではなく、仲間との集合知の可能性も含んでいます。

 いろいろな興味を持つGMS学部生それぞれの視点に独創性があり、それらを組み合わせることで、より一層企画の可能性が広がるものだと気づくことができました。

 ただ座って勉強するだけじゃないGMS学部らしい授業でした。(3年、ネル)

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P.S 「メディア史」担当教員の高です。この授業は3年生以上が履修可能の選択科目で、今年の受講者数は昨年の10倍にあたる240名でした。

 授業の前半では広告の持つ歴史的・社会的意味について、後半では、各広告ジャンルの特徴と現状を中心に、講義を進めてきました。 

 昨年の経験から、GMS生は自ら広告を表現する意欲とスキルを持っていることを確信できたので、今年も学生自ら広告表現を実践できるワークショップを、講義の後半に設けることにしました。

 題目は1日目の当日に発表され、各チームの論議時間は1時間ジャストです。どのチームも制限時間内に、授業で学んだ内容をうまく生かしながら、精力的に取り組んでくれました。

 本当は昨年のように受講生全員に発表してもらいたかったのですが、人数が多いため、最終的に22チームから4チームに絞って、一週間後にプレゼンしてもらうことになりました。
 
 発表会の様子はネルさんがリポートしてくれた通りです。

 「多角的な見方」「集合知の可能性」というネルさんの言葉にもあるように、広告の知識を駆使しながら仲間と一緒に知的な楽しみを味わってもらえることが、今回のワークショップの最大の目的でもあり、それを達成できたことに充実感を感じました。

 私自身も、受講生のみなさんと素敵な時間を共有できたことに心から感謝しています。 ありがとうございます!(高)

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